■ Keep Dancing....水玉れっぷう隊が踊るイベント |
BOYS TIME(1999-2000年版) |
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東京初日(1999.12.31-2000.01.01)雑感 全体的なこと 待ちに待ったBOYS TIMEの初日は、当日券も出ないという まさにプレミアムなミレニアムカウントダウンイベント。 わくわくして東京いり。JALは寝る間も与えてくれなかった。 大阪−東京は1時間とほんとに近い。ちなみに新幹線より安い。 で、山手線の五反田駅でいきなり乗ってた電車とホームの間に おじさんが落ちて電車が動かなくなるというハプニング。 ちなみに、帰りの飛行機はちょびっと不審者&不審物騒ぎで フライトは30分ずれこんで大変だったのだよ。Y2Kより怖かったさ。 どきどきして渋谷いり。劇場前は思ったより静か。 ダフ屋も出てなくてほんとにいい感じ。 ちなみに当日券は楽日まで劇場に電話お問い合わせのみだそうだ。 その日その日のキャンセル待ち状況で出たり出なかったりらしい。 開場前にもぎりの本当に前で待ってる私たち。わくわく。 すぐにパンフレット(1,500円)と「Theater Guide」2月号(400円) を購入。どっちも必見。買うべし。 内容はすべてパンフに掲載されているので割愛。 見てのお楽しみ。もう面白いし、ためいきだし、ほろっと涙も。 でもやっぱり笑い飛ばすが一番!って感じのぶっとびさ加減が 最高に爽快。 ケンさん、ものすごくかっこよかったですよぉ。もう、あっ あのパチンコ大好きの三十路のおっさんとは思えないほど(笑) ちょっとやせたかなってことも思う。 芝居パートでは、あの(笑)標準語でぶっとびまくり。 歌ではおなじみ魅惑のセクシーヴォイス。ソロもあるよ。 ダンスは...ダンスは...最高! なんてなんてなんてかっこいいのでしょう。 あの、結構センターで踊ってることが多いので、涙ものですよ。 お芝居シーンが一通り終わったところで、亜門さん登場。 ほんとはこのままエンディングになだれこむらしいのですが 今回はカウントダウンですから、と亜門さん。 そこでようやく腕時計を見た。0時直前だった!! 21時45分から、本当に時間の経つのを忘れて盛り上がってました。 そんな私たちです。 亜門さんだけでなく、脚本を担当した土田英生さん、そして 劇中音楽でおなじみウルフルズのトータス松本さんも登場。 会場、今まで以上にさらに盛り上がっておかしくなる(笑) メンバーから一言、ということで10人のBOYSから一言ずつ。 あんなにかっこよかったケンさん、もうすっかり変わって しまったと思いきや、しゃべると相変わらず要領を得ない しゃべりをする、あのいつものケンさんでした(笑) で、要約すると「今日は来てくれてありがとう! みんなと 一緒に2000年を迎えれて嬉しいです!」とおっしゃってました。 私たちも嬉しいです!! ついでに言うと、そこまでかっこよくなってて、それなのに そういう愛らしいケンさんはそのままだったので、嬉しかったです。 で、藤井くんを中心に、客席も総立ちで、HOT! HOT!ダンスを やって、30秒前からカウントダウン。 金のテープが会場中を祝福。Happy New Millennium!! ケンさんが終わってからおっしゃてたのですが (出待ちなんてのをしてみた。もう幸せすぎて頭が狂ってたので) 「10人みんなが主役って感じで、それぞれに見せ場があって よかったやろ!」 まったくそのとおりだと思いました。 台詞一つ一つを取ってもまさにその役者のために用意された台詞! という感じで、それぞれのパワーがあちこちで輝いてました。 これって、盗まないとね、GT4の舞台でも(笑) from NAMI 月並みですが、面白かったです 10人が10人ともカッコよかったです もちろんケンさん目当てで行きましたが 終わる頃には10人全員が好きになってました この舞台を作るすべての人に感謝します 情けない男を演じているのに ショータイムはみんな素敵なBOYSなんです 帰ってゆっくりパンフレットを読んだら 私はしっかり宮本亜門の思惑通りの客になってました(笑) 特に驚いたのは脚本 ケンさんの台詞の中で何ヶ所か “水玉れっぷう隊”の漫才に合ってもおかしくないボケに 近いものがあったこと これが脚本としてかいてあったのなら 漫才作家さんと同じくらい水玉を理解していると いうことになるんですよね。漫才通の方ならこの驚きを 理解していただけますよね 他の人は私がよく知らないから、推測ですが たぶん、他の出演者にも、その人の言葉が 用意されていたように思います ダンスは極端に高度なものが用意されているわけではないのですが 早変わりのスピードと、10人の個性を生かしつつ 統一されている完成度に驚きました 個人攻撃するなら伊藤明賢さんのステップ めちゃカッコイイです。ビバップ派の私たちの目は ハート型をしていたことでしょう 藤井隆ありきの舞台みたいな記事の書き方をする マスコミ諸君、本物の舞台観てから記事を書きなさい それからワイズビジョン。なんで花輪が“藤井隆”だけやねん ケンちゃんは? 宮川の大ちゃんは? 自分ところの所属タレントの価値も正しく判断できないのですか 吉本興業さんよう(笑) その話題の人、藤井くんもカッコよかったです 舞台の前後にTVの仕事なんか入れて (まったくデリカシーのない会社だこと) 普通だったら共演者、スタッフから反感を買って当たり前のところ ほぼ100%彼の人となりで10人の中に溶け込んでいたのは 感動ものでした。他の人に対して練習不足な感じは否めませんが 一ヶ月の公演を続ければ、千秋楽には完成度200%のものを 見せてくれることでしょう。それができる人だと思います それでこそスターです これがプロの舞台なんだなぁと思いました 2時間素敵に夢をみることができました 男たちへの応援歌らしいのですが 女の私が見ても随分元気づけられました 年末から重大だけどつまらないことで悩んでいたのが ばからしくなるくらい 私にはこんなに輝く星が見えるのに さすが、宮本亜門は知っている 第2部のレビューだけを観れば、松谷スペシャルかと思うぐらい 見所たっぷり。その分、芝居パートはライトな役どころでしたけど ケンさん、自分では標準語だっていいはってたけど あれはやっぱり標準語ではないです。コントのちんぴらキャラです 正しい標準語は今後の課題ですね。要アナウンス練習 あとGT4でもやってたけど、どうも苦手らしいバトン系 地味にポジションが後ろに移動していました(笑) それでも初日はタイミング狂う場面もあり。みのがさないよ こういうのアキさんが似合うんだよな。ここだけ交代しちゃ駄目? 一ヶ月で一回り大きくなったケンさん。またまた惚れ直してしまいました 大阪公演が始まる頃にはもう一回り大きくなることでしょう それもアキさんが大阪で地盤を守っているからなんだろうなぁ (だからラジオの連絡なしの遅刻なんて言語道断 ケンさんが許しても駄目なものは駄目。即刻、坊主にしなさい) と、いう訳で“違いの分かる人”はぜひとも見に行って下さい from YUMI 「10人が10人とも主役やったやろ?」 そのケンさんの言葉がずっと胸に響いてる こんな舞台、久しぶりに見た 本当に、誰一人欠けたら成立しない舞台 誰一人、代役の許されない舞台 本来、舞台なんてそういうものだと思っていたから 別に驚きはしないけど 完璧にそのことを実現してみせた舞台だったから、感動した 藤井隆さんの稽古不足からくる他のメンバーとの差は 確かに否めない。けど、藤井くんじゃなきゃ、あの役は 絶対誰にもつとまらない。彼ならどんどん成長するはず 山本耕史さん、ほんとにすべてにかっこよかった 福田転球さん、すごい存在感と演技力に脱帽 伊藤明賢さん、あのBe-Bop!! 素敵すぎました 藤森徹さん、かわいらしさがストレートに出ててキュート 斎藤直樹さん、ダンスのとこではもう涙もの 宮川大輔さん、その演技、怖いぐらいの迫力でした 佐藤隆太さん、兄貴〜っ、ってテンション、大好きです 森山未来さん、君の演技に不覚にも泣いてしまったよ でも、9人の素敵なBOYSさま、ごめんなさい 私は不器用なので、松谷賢示さんしか見てなかったようです ケンさん、なんて素敵な人になってしまったんでしょう なんか遠い存在の人になったみたいな感覚を覚えました ダンスをやらせりゃいいとこで踊りまくるし (でも竹刀を使ったのはやっぱり苦手なんだよね) 歌を歌わせたらいきなりソロだってやっちゃうし でも、芝居は大阪でマジ芝居コントをしている時のあのケンさん すごくすごくそのままだったから、少し笑ってしまったし メンバーからの一言の時のケンさん、一言や言うてんのに 相変わらず要領を得ない挨拶をなさった時は ツアーに来てるみたいで、やっぱり笑ってしまいました きっと、ケンさんは変わってない ケンさんは、進化したんだ だから、変わってないけど、変わったんだ ...それって、理想だよね 現実にするから、かっこいい男なんだよね ありがとう、宮本亜門! 知っているね、あなたは。違いの分かる男だよ もう、まるむし商店が、宮本亜門は何を知ってるねん? とネタで言っても、「知ってるの!」と叫ぶよ(笑) 十人十色って言葉があるよね あの言葉を思い出した。みんながそれぞれに輝いてる でも、同じ輝きじゃない。それぞれの輝き ルビーはより紅く、サファイヤはより青く、ジェイドはより碧に 真珠はより白く透き通る...そんな感じ あっちこっちで輝いていた。それぞれに輝く場所があって その場所でそれぞれが輝いて、お互いを照らしあってた だから、舞台はますます輝くんだね 土田脚本、すごい! ストーリーはどこにでもあるような雰囲気のもので、はじめ 雑誌であらすじを読んだ時、「タイタニックや〜ん」と 馬鹿にしてた自分が恥ずかしい!! 台詞回しに感動。言葉を扱うってのはそういうものだよね! あなたは水玉れっぷう隊の舞台の常連さんか?!(笑) そのぐらいケンさんにしか言えない台詞を ケンさんだけどケンさんじゃない「佐々木智男」さんに まさに佐々木さんとしてしゃべらせるなんて!! これでも研究者のはしくれ、仕事として論文を書くので 言葉を操る職業という人間ならば、一つ一つの言葉を使うのに とても臆病になってしまうことを知っている 漫才師もそうだよね。コントの台詞もそうだよね だから、どこでどの言葉をどう使うか、すごくセンシティブになる そこまでして、「当たり前」なんだけどね、実は そこまでできない人間が多い中、その当たり前をやってのけるのが プロってもんだと思う。土田英生さんはそれができる人 ウルフルズ、はい、苦手です(笑) 元気の押し売りは大嫌いなんです。余計なお世話 ハイテンション、大嫌い。うるさいだけで生産性がないから なのに、なのに、大好きになってしまったじゃないのよぉ!! なんて元気にしてくれる歌なんだろう すごく素直に心に入ってきました って、これも、亜門マジック、なのかな?! あのダンス、このダンス、あのシチュエーション、あの衣装 あの仕掛け、どれもこれもわくわくするものばかり 他愛もないことなんだけど、それが実現できるってのは 並大抵でないこと それをやってのけるためには、何か月もの練習と コラボレートできる仲間とが必要 一人でも頭の悪いのがいたら絶対できない 一人でも手を抜くようなのがいたら絶対できない 一人でも努力せずに逃げるのがいたら絶対できない 少なくとも私ぐらいはだませる知性、技術、そして 魅力は持っていて下さいませ 当たり前のことだけど、そんなレベルの高さが この舞台を作っている これは吉本ではできないのかな 一つだけ、そんな可能性を持った舞台を知っているんだけど 今は、それはさておき、BOYS TIMEで冬を乗り切ろう! すべてはそこから先のはなし |