■ Performing Arts....DANCE Treatment

....Impressions(全体的なメモと感想)....



全体的なメモ(1999.05.01.Sat.)


ダンサーの間でも有名なチームがゲストということも
あって、会場は超満員。どのぐらい満員かというと...
INTROがあってかわいい子どもたちのダンスがあってからの
「もうオープニングで始まりましたけど、まだ会場に
入ってない人もいるんで、これからどんどん入って
来ますんで、前へつめて下さい」というMC。

私たちもあとで「オープニング間に合った?」と聞かれた
ほど。私たちのくせに、めずらしく間に合ってました。
サブの真後ろという結構見やすいところで見ることが
できたので本当に満足でした。

今回のイベントはギアトランス4がお世話になっている
栗原めぐみ先生をはじめとしたCAMURO DANCE WORKSと
OSAKA DANCE SCHOOLの発表会だったのです。

というわけで、1stと2ndは、発表会。
8チーム続けてどうぞ、が2回あったわけです。
登場するダンスもJAZZ、OLD SCHOOL、HOUSE、SALSAに
AFRICANといっぱい。
アフリカンって初めて見たんですけど、単にワイルドな
だけじゃなくって、なんか民族舞踊っぽい感じもして
いいなぁって思いました。

MCで4人が「みんな上手いなぁ」とおっしゃるとおり
どのダンスでも盛り上がってました。

ギアトランス4は何をしてたのかというと、MC。
そのままですが、各セッションの合間に登場して軽い
トークを繰り広げていました。やはりうけるのは
ダンストーク。ブレイキングの技とかの話なんかは
うけるんですよ。

浜本さんが頑張った甲斐があってか?!舞台が盛り上がる
につれて、下ネタもうけていくのです。
しかし、ほんとに合間トークなので、内容というほどの
内容もなかったし。でも4人が出てきたら笑っていた
ような気がするのは私たちだけでしょうか。

アキさんがメインで進行をしていく感じで、白川さんが
アキさんの進行に合いの手を入れてらっしゃいました。
浜本さんはトークでは下ネタをメインにボケてました。
ケンさんは、終始自由にボケてらっしゃいました。
白川さんは全体につっこみをなさってましたが、自由人
ケンさんを止められるのはアキさんでした。

で「自分たちも後で踊らさせてもらうんですけど」と
いう話になったら気の弱いこと!

「はっきり言って一夜漬けです」
「5分間ずっとボックスしてます」
「一生懸命踊りますんで」
「笑顔で踊りますから、それを見て下さい」

5分間ボックスされたら何周か回って面白いかも
しれないけれど、今日は勘弁してほしいです。
しかし、この自信のなさはいったい...(笑)
練習不足からくるのかしら、それとも、本当にレベルも
高かったのでふと我を省みたのでしょうか。

「ずっと立って見てもらってすみません」と4人は言う
のですが、実際、私たちはちっとも疲れ知らずでした。
また、ゲストをいっぱい呼んで、こういうイベントを
やってもらえたら嬉しいなぁ、と思います。

で、最後のセッションはそのゲストダンス。
ゲストが本当にすごかった!
踊った順番に、RUBBER BOYS/AIR GROOVE CREW/
NAPPY HEAZ/NASTY/STYLE OF OLD SKOOL/BRONX。

今年のBESTofBESTの優勝者STYLE OFと去年の
優勝者BRONXが同時に見れるってのがまずすごい。
そのBRONXとかNASTYってあのOSAKA DANCE DELIGHTで
入賞した人たちでしょ、って思うとわくわく。それに
AIR GROOVE CREWは某ダンスサイトでも「今一番のってる
チーム」と言われていたし(BESTofBESTで部門賞受賞)
とにかくすごい!っていうチームが揃ってたんです。
だから今回は遅刻しなかったんですね、私たち(笑)

個人的にはやっぱりBRONXがすごかったです。
期待以上のかっこよさと盛り上がりに感動。
3時間半のイベントのトリにふさわしいチームでした。

STYLE OF OLD SKOOLの板つきの時、ゆみが「あ、一昨日と
おんなじ衣装」と一言。うめだ大丸でダンスコンテストが
あって、それを偶然見たのですが、そこで審査員を
していたSTYLE OFのゲストダンスと今回のダンスが
同じダンスだったのでした。

で、思わずゆみ「あ、おんなじネタやん」
名実「...“ネタ”って言うな」


さ、気を取り直して、話をギアトランス4へ。

ギアトランス4はこのセッションの一番最初にダンス。
たぶん4人が最も得意であろうOLD SCHOOLでした。
(あ、これ自信ない、FREE STYLEだったりして?!)

お揃い、厳密にはちょっと違うけど、野球チームで
ご愛用のユニフォームをボタン全開で、という衣装。
もちろん、下にシャツを着てらっしゃいました。
ちなみに、背番号は5番、7番、10番、11番。
順に、ケンさん、アキさん、白川さん、浜本さん
だったはず(そんなとこまで覚えていないので誰か
教えてねっ!)

が、アキさんも、浜本さんもとちる出来。それにつられて
白川さんも止まってしまってました。
ケンさんは...ダンスでも自由人でした(笑)

最後のトークでも「めっちゃとちった〜」
「止まってしもた〜」「めぐみ先生に怒られる」
でも、必死に「一生懸命やりました」「これでも僕ら
にしては頑張りました」とおっしゃってました。
「すっごい緊張した」んだそう。
確かに、手は抜いてなかったのです。もちろん!

でも、踊ってる時のあのいい表情はなかなか捨てたもん
じゃございません。テクニックや出来は見劣りするかも
しれませんが、それを十分カバーできる魅力がやはり
あったような気がします。(これって褒め過ぎ?)


魅せるダンスができるアキさんは緊張がふっとゆるむと
必ずとちります。
浜本さんは上手いんですけど、魅せるダンスじゃない
ような気がするんです。一生懸命なんですけど。
白川さんは練習量に比例してるのでは、と思います。
周りがとちるとつられているような。そんなとこまで
つっこみ気質でか、気を遣ってるのでしょうか?!
ケンさんはやっぱり自由人。いい意味でも悪い意味でも。

なんか、な〜んか似ているんですよね。
漫才というか、芸人としての舞台での長所と短所と
ダンサーとしての長所と短所が。

こうなると、漫才とかコントとかダンスとかっていう
カテゴリーそのものが無意味な感じがしてきます。
個性ってそういうもんなんですね。

だって、芸人としての4人とダンサーとしての4人の
いったい何が違うって考えたら、同じだったんです。
このイベントも、特別なものでもないし、私たちに
してみればいつもと変わらない4人がそこにいたから。

私たちが水玉れっぷう隊に、$10に求めるものは
芸人でいてほしいし、ダンサーでもいてほしい、けど
芸人としての貴方たちではなく、ダンサーとしての
貴方たちでもなく、まさにそんなカテゴリーというか
枠にはまらない、貴方たちそのものなのかもしれません。

それができるのは、もしかしたら吉本では貴方たちだけ
かもしれない。おそろしくすごいことだなぁ。それ。

そんなすごいことは、そんな簡単にはできないものです。
ゆっくりと未来を見守っていこうではないですか。
今日のとちったことぐらい、どうってことない(笑)
...反省会だけはちゃんとやっといて下さいね。


と言う訳で、3時間半、楽しい楽しいイベントでした。


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