■ Performing Arts....CHANGE THE GEAR 1st Stage

....Story(内容紹介)....



黒いスーツにシルクハット、黒いマントをひるがえす
大きな真っ赤な蝶ネクタイの天使(=浜本)は
教会の鏡の中に住む、いたずらっこ。
教会でさまよえる魂をよみがえらせ、大好きなダンスを踊らせる。
一緒に踊ると楽しいんだ。だから今日も魂をよみがえらせて踊ってた。

でもある日、よみがえらせてはいけないゾンビ(=アキ)を
天使は誤って起こしてしまった。
踊らされていた魂たちも、ゾンビの操られるままに。
天使は、教会の鏡の世界を追い出されてしまった。


一方、そんなことは知るよしもない教会の一室。
そこには、今日もストリートダンサーたちが集まっている。
一週間後にダンスコンテストを控えたSTYLE OF OLD SKOOLのメンバーと
白川(=白川)は、仲間のケン(=ケン)を待っていた。

ケンが遅れてやって来たのには訳がある。妹の典子のいる病院に
今日も行っていたからだ。
典子は、将来を約束されたバンドのボーカリストだったが
交通事故に遭ってしまい、耳が聞こえなくなり、歌も歌えなくなった。
その病は、治りそうにもなかった。

でも、気を取り直して、ダンスの練習を行っていた時だった。
部屋の鏡から、幽霊...もとい、あの天使が現われた。
天使は、とりあえず踊った後、一つだけどんな願いでもかなえてやるからと
ケンや白川たちに助けを求めた。
ケンの、妹の耳を治してくれという願いを交換条件に
みんなで鏡の中へ。

でも、天使の言うことなんて、そんなに簡単に信用しちゃいけない。


鏡の中の世界では、ゾンビたちのイースター(復活祭)の真っ最中。
彼らを待っていたのは、ゴーストと化したアキ。

ダンスバトルなら負けない。
いや、確かに最初は、バトル(戦い)だったはず。

言葉は通じないけれど、ダンスが互いの心を開かせる。
天国と地獄が、今、溶け合っていく。


鏡の中の世界には、平和が訪れた。
ゾンビも天使も、みな仲間だ。

でも、天使の嘘だけは、どうにもならなかった。

怒る白川。落ち込むケン。
思い出すのは典子の歌う姿。典子の歌う声。
さすがに今日ばかりは天使も悩む。励ましつつも困り果てる。


「どないしたんや、辛気くさい顔して!」
3人に声をかけたのは、あの、ゴーストだった、アキ。
「悩んでんと、踊ろうや。楽しいで。ほら!」

アキのステップが耳に響く。大きく響く。心に響く。
天使の、白川の、そしてケンのステップが、共鳴するように響きわたる。

「伝わるよ。これ。典子ちゃんに!」
届くだろうか、このダンス。4人は、踊り続ける。

ケンには、確かに今、聞こえた。
典子の歌う声。そして典子の歌。
だって、一緒に歌ったから!


4人のステップが、響き続ける。
楽しい時間は、踊り続ける限り、続くに決まっている。

あなたにも、届くだろうか、このダンス。


前へ Top 次へ


(C) Copyright 1996 RAKUEN-KEIKAKU All Rights Reserved.